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【授業レポート】北海道と京都とワンダーランド ようこそ、リトルプレスの世界

最終更新: 2019年9月13日


2019年7月28日開催「北海道と京都とワンダーランド ようこそ、リトルプレスの世界」の授業レポートです。




北海道と京都、バラバラで共通する文脈が見えてこない、二つの都市名。これをひとつにしたタイトルのリトルプレス(出版社が企画制作する書籍とは違い、個人や団体が制作した少部数発行の出版物のこと。 発行だけでなく、販売までを行うことが多い)がある。「北海道と京都 その界隈」と名付けられたそれは、編集者の森末忍さんの言葉を借りれば、価値観の表明が紙面で繰り広げられているーー。


今回の授業は、このリトルプレス「北海道と京都 その界隈」発刊10号を記念した展覧会の中で行われました。場所は、京都の街のどまん中にある「レティシア書房」、先生は、「北海道と京都 その界隈」編集者の森末さん、執筆者のひとりで「酒器 今宵堂」の上原連さん、そしてなんと当日は、飛び入りでデザイナーの畠山尚さんも。




森末さんによると、このリトルプレスは、決して、北海道と京都の共通点を見つけることを意図してつくられたわけではないという。「例えるなら観光客が買って帰るお土産を挙げるとわかりやすいかもしれない」。お土産には、地元の人しか知らないおいしい食べ方がある。北海道のマルセイバターサンドは冷して食べるとおいしい。あるいは、京都の阿闍梨餅はあたためて食べるとおいしく感じる


「でも、観光客ってそこまで知らされてないじゃないですか?」


そんな、ローカルでどこまでも地元目線な視点から繰り出される「あるある」が「その界隈」の真骨頂なのかもしれない。



また、「その界隈」ではタブロイド判(一般的な新聞紙サイズ)を採用している。新聞紙には、ひらいて読むという満足感がある。そして、ついめくってしまう。そう話されていたことが印象的だった。当たり前のことのようだが、ページの一つ一つに、意味や意図がある。それが、作り手から、開陳されるたび、「えっ、デザイナーって、そんなところにもこだわるのか」と、心が踊らされた。 


さて、当日の授業の模様をお届けしたいと思う。参加者は、百貨店で働いている人(北海道と京都といえば、百貨店の催事!!)、本物の大学の先生、デザイナーさん、そして本物の大学生と、非常に多彩な顔ぶれで熱気ムンムン。会場のレティシア書房はとても小さな書店なので、こんなにたくさんの人数が着席したイベントは初めてだったそう。



とはいえ、このごくごく小さな会場のおかげか、終始非常にアットホームな空気が流れており、授業終了後も、お話しをされた森末忍さん、上原連さんと生徒が歓談される様子がみられました。多分に個人的なことで恐縮ですが、好奇心旺盛な自分を知るきっかけとなる授業でした。 


レティシア書房の「店主の日誌」にも、この日のことを書いていただきました。ありがとうございます!



(レポート:ひびき、写真:江村安海)

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