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【授業レポート】歴史のある島原をキレイにしながら、まちの魅力を発見!

2019年11月4日(月・祝)開催「京都まち美化ウォーキング」の授業レポートです。



こんにちは!普段は、スマ大サークル「クリキャン」として五条通界隈で清掃活動をしている、ボランティアスタッフの「うえ」です。

秋晴れの11月4日(月・祝)のお昼過ぎ、梅小路公園の芝生広場に行くと、休日をのんびりと家族や友達と過ごしている人たちの他に、「京都・まち美化大作戦」に参加される企業の方や地域の方たちなど、132団体の人たちが集まっていました。今日は、スマ大もその一団に混じって、毎年恒例の「京都まち美化ウォーキング」です。


「まちのごみ拾いは、初めて」という方がほとんどで、集まった受講者は7人(うち、親子率90%!笑)。小学2年生から60代まで、さらにスマ大ではいちばん珍しい、高校生も参加。バラエティ豊かなメンバーでした。周りの団体を見渡すと、年配の方が多く、こども連れは少なめ。スマ大のピンクのビブスは、たくさんある団体の中で一番目立っていました。


受付で軍手と火ばさみなどを受け取り、生徒のみなさんには、僕たちがクリキャンでいつもやっているように「バディ(ペア)」を組んでもらいました。

バディシステムは、「ごみを拾う人」と「ごみを受け取る人」がチームを組むシステム。ごみを受け取る人が周りに危険がないかの安全を確認することで、ごみを拾う人がごみに集中できるというものです。まち歩きをしながらのごみ拾いは、ごみを見つけることに夢中になってしまい、車や自転車などの危険に気づかないことが多いため、役割分担をすることで事故がないように気をつけています。

せっかくみんなで行動しているので、コミュニケーションも楽しみたいですよね。このバディシステムなら、ごみを拾ったら、そのごみを受け取ってもらわないと次のごみが拾えないし、ごみの受け渡しのときに会話も生まれます(なんて、すばらしいシステム!)。


13時30分からの開会式。京都市長の挨拶や議員さんの挨拶などが終わった後、芝生公園をいざ出発!梅小路公園内は、朝から掃除をされている方がいるので、ほとんどごみはなかったです。京都の梅小路公園で暮らす地域猫「梅猫」の話や梅小路公園にできるホテルの話、いのちの森の話、すざくゆめ広場の話などをしました(うーん、なかなかごみ拾いが始まらないね!と、子どもたちからの鋭い指摘。笑)。


梅小路公園を出た後は、七条通から島原(嶋原ともいう)のほうへ、規定のルートをちょっとそれて「まちブラ」することにしました。七条通は先発グループのみなさんがごみを拾っているので、ほとんどごみが落ちていないのですが、横道に入るとたばこのポイ捨てが、あちらこちらに・・・なかなか前に進めないほどの量です。小学2年生の双子ちゃんも初めての火バサミを上手に使って、たばこの吸殻をせっせと拾ってくれました。それにしても、狭い通りなのに自動車の多いこと。抜け道に利用するのでしょうか?気づいた人が、「車来ましたー!」「自転車が通りまーす!」とみんなで声をかけながらのごみ拾いです。



普段歩かないエリアとあって、途中、気になる看板を発見!「工場直売?」「黒豆?」「栗?」何の会社?工場?と、ついつい寄り道。 謎のピンクのビブス集団を不思議そうに扉の間から見ていた会社の職員さんでしたが、「こんにちは!」と声をかけると、「良かったら商品を見ていってください」と案内してくださいました。

ここ、藤田罐詰株式会社は、130年以上の歴史ある、京都の地元野菜を缶詰にする会社だそうです。レンガの壁や、2階の階段のない扉と、気になる建物です(実は昔から気にはなっていた僕は、ようやく何の建物かわかってスッキリしました。笑)。ふと見ると、柵にポイ捨て禁止の看板がありました。このあたりのご近所さんは、たくさ

ポイ捨てされて困っているのでしょうね。


さらに進むと、西新屋敷児童公園 (揚屋町公園)につきました。トイレも新しくて、キレイに見える公園ですが、ここで学長のメガネがキラリン!「公園には、ごみが集まるはず!」との声に、みんなが反応して「公園のごみ一掃大作戦」が、はじまりました。公園でお昼などの休憩する人が多いのか、今まで拾わなかった、空き缶や食べ物の包装紙などがたくさん出てきました。せっかくの憩いの場も、ごみが落ちていては台なしです。


公園を過ぎると石畳風の道になり、まわりと少し違う雰囲気になったと思ったら、京都・島原花街の揚屋であった「角屋(角屋もてなしの文化美術館)」が見えてきました。こんな住宅街に急に国の重要文化財に指定された建物が現れるのは「京都ならでは」。



「輪違屋(わちがいや)」「きんせ旅館」など歴史ある建物を眺めながら歩いていると、奥様方の団体が向かいからぞろぞろと歩いて来られました。手には、緑の軍手。「京都・まち美化大作戦」の参加者のみなさんで、既にゴールにたどり着いて帰られるところでした。「おつかれさまです」「おつかれさん」と、みなさんと挨拶を交わしました。初対面なのに、ごみ拾いという同じ取組を共有したことで、「挨拶ができる」という、ちょっと不思議な関係がおもしろい。そして、このちょっとした挨拶をひとこと交わすだけでも、気持ちがいいのです。


島原の大門で記念写真を撮ったり、島原商店街のお寿司屋さんや京菓子屋さんの話をしながら、15時、無事にゴールの小坂公園に到着。集めたごみと火バサミを事務局スタッフさんにお返しして、ごみ拾いは終了。公園にあったゾウさんを中心にして記念写真を撮りました。



ごみ拾いは終了したのですが、スマ大事務所のあるシェアオフィス「SOLUM(ソルム)」まで、さらにみんなで歩くことにしました。SOLUMまでの道のりの間にも、「西本願寺」や「元淳風小学校」など、いろんな建物や歴史の話が絶えませんでした。

SOLUM2階の共有スペースでお茶を飲みながら、今日の授業の感想をシェア。

「たばこのポイ捨てが多くて驚いた」「紙のごみが前日の雨で地面にくっついて取れにくかったね」「親子でごみ拾いに参加するのは良いなあ」「お店や会社があると、毎日掃除をされるのでごみが落ちていない。素晴らしい」「大学生に、もっとごみ拾いに参加してほしいなあ」「一服したときにごみを落としていく、という行動パターンがうかがえた」「たばこのポイ捨ては、年配の人が多いのかな?(昔からの習慣?)「たばこのポイ捨てをしがちな排水溝はゴミ箱じゃない!」


さらに話が盛り上がり、「ごみ拾いと○○」のアイデアや提案を発表し合いました。


◉ポイ捨て禁止のポスターをつくってアピールする ◉ごみ拾い×コミュニティーの可能(世代間交流、話ができる)

◉ごみ拾いをすることで、火バサミを使えるようになった

◉ごみ拾い=宝さがし(ものの見え方が変わってくる)

◉ごみ拾い×アウトドア苦手克服(外に出るための敷居が低くなる)

◉ごみ拾い×ダイエット(運動になる)

◉ごみ拾い×まちの魅力発見(まちのいろいろなことが見えてくる)

◉ごみ拾い×地域の人との交流

◉ごみ拾い×デザイン(分別できるごみ袋)(オシャレなごみ拾いアイテム)

◉ごみ拾い×育じい(育ばあ)(孫と一緒に、ごみ拾い)

◉ごみ拾い×若者(若い人にアピールするには?)


などなど、参加者それぞれが感じたことを共有した後、解散しました。 参加してくださったみなさん、ありがとうございました。 これを機に、おうちの周りでも、ごみ拾いを楽しんでみてくださいね。




レポート:うえ

写真:ささやん、うえ(京都カラスマ大学清掃サークル「クリキャン」メンバー

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