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執筆者の写真京都カラスマ大学

今日も京とて、お番茶日和|京都カラスマ大学学長日記(4/18)

更新日:2020年12月16日

今日の課題:何もできなくてもいい
2020年4月17日(金)
朝、オンライン坐禅に挑戦。日常の真ん中で気持ちを切り替えることの難しさよ。体温は36.2度。ずっとデスクワーク。夕方、アーケード商店街をお散歩。切り花を買おうと思っていたのに、なぜかスプレーバラの鉢植えを買ってしまった。380円。八百屋さんでえんどう豆、320円。公園の八重桜が満開。夜、オンラインでトークイベント。終始音声の聞こえが悪いまま1時間半。疲れ果てる。豆ごはんが上手に炊けて、なんとか気を取り直したり。

京都カラスマ大学の高橋マキです。ウィズコロナな日々を「離れていても一緒に学ぶ」方法として日記を始めることにしました。詳しい経緯は、初日のブログをご覧ください。


遅まきながら、初めてのzoomでのイベント参加が坐禅て、ハイテクなのかアナログなのかよくわかりませんが。試運転という段階ながら、世界中から参加、ガイダンスは日本語と英語。やってみた感想は、お寺という場の力を借りず、日常の真ん中でスイッチを切り替えるのはなかなかに難しいということ。誰かの家の生活音を拾ってしまう可能性があるということ(例えば、地球の向こう側で蛇口をひねる音、モノが転がる音)。お礼代わりに、感想を主催者にフィードバック。これらが改善されたら、とてもいいと思う、オンライン坐禅。本番がスタートしたら、またお知らせしますね。


こちらもzoomを使って夜に参加したミシマ社のオンライン配信イベント「一冊!宣言~本屋と出版社と、読者の「これから」を考える~」。最初から最後まで音声が割れたり遠ざかったり、まるでロシアのラジオを聞いてるみたいな状態で90分、信じられないくらい疲れ果ててしまった。途中コメントを投げかけてみたのだけれど、他のみなさんは「聞えてます」ということだったので、おそらく原因は個別のもの。たとえばWi-Fiの混み具合か何かだと思いつつ、音質は、生配信コンテンツの課題だなあと感じた。脳にくるからね。笑。まだまだみんな試行錯誤のさなか。もちろん、私たちも。


緊急事態宣言を受けて、街はどうなってしまっただろうかと少し気にもなるので、お散歩に。近所の公園に糸桜と八重桜があって、この八重桜の花と葉のつき方がまるで「桜餅」(京都の桜餅は「道明寺」とも呼ばれる、コロンと丸いタイプです)。毎年、つい、美味しそうだなあと見上げてしますが、このころにはもう道明寺は店頭から消えていることも。旬をとらえるのって、難しいのですねえ。アーケード商店街、銭湯ともに通常営業。ただ、夜のお店が8時以降営業できなくなったのもあり、飲食店はどこも「テイクアウト」の張り紙あり。みんな、がんばれ。がんばろう。


さて、本題。今日も一緒に学びましょう。


今日の課題:何もできなくてもいい


非常事態下の中のはじめての週末。これからのことちゃんと考えなくちゃ、暮らしを整えなくちゃ、運動不足を改善しなくちゃ、3食作らなくちゃ、しっかり食べなくちゃ、ニュース見なくちゃ、マスク作らなくちゃ、友達のクラウドファンディングを応援しなくちゃ、せっかくのこの機会に勉強しなくちゃ、、、、。なくちゃなくちゃなくちゃ。でも、ただいま絶賛、低気圧爆弾襲来中。私たちの身体は相当、ダメージを受けています。いろいろ予定通りにいかなくても、自分を責めちゃダメ。今日もよく生きました。それで十分!


何もできなくてもいいよ。そんな日もある。



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