2019年5月18日開催
「ガザ最新報告トークイベント&「ガザの美容室」上映会」授業のレポートです。
レポート初執筆のボランティアスタッフ、ひびきです。
今回の教室は伝統的な京町屋の風情が残る、堺町画廊でした。
ここは、京町屋のなかでも珍しく、ギャラリーとして個展や催しものがひらかれているほか、 伏原さん、山極さんご夫妻が実際に住まわれており、住宅としても今なお現役です。
そしてこの講座の先生は、「パレスチナ・アマル」代表の北村記世美さんとピースボートの飯島健さん。お二人の対談と「ガザの美容室」という映画の上映という構成でした。
ガザと聞くと、戦争や世界遺産を思いつくかと思います。私にとっては「中東の、危ない国」というだけで、自分から遠いところにある話だと思っていました。
映画は、 ガザで生きる女性たちのありふれた日常を切り取っています。女性たちによる、美容室での何気のない会話で映画が終始組み立てられています。そこに、突然電気が止められたり、ライオンを連れた美容室で働くお姉さんの彼氏がでてきたりといった予想外の出来事はおこるものの、女性たちはたくましくも生きているなという印象を受けます。ただ、日本とガザで日常を語るうえで大きく異なるところが一点ありました。それは、戦争が今もなお続いているということです。たとえば映画では、突然起こる銃声と爆発音、けがを負った男性といった描写から、美容室の外でテロがあったことを私たちは知ることができます。
飯島さん、北村さん のお話しによればガザでは外出禁止令がたびたび行われるそうです。それは、つまるところ命の保証はしないよという意味で、ガザの人たちからは捉えられているそう。日常に暴力がすぐそばにあるというのはどういう感覚なのだろう。明日はあたりまえにくると思っている私からすると想像できないものでした。
レポート:西村響
写真:事務局
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