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  • 執筆者の写真京都カラスマ大学

【授業レポート】無になるじかん(9)〜両足院の坐禅体験〜

更新日:2023年3月15日

※2023年3月4日(土)開催「無になるじかん(9)〜両足院の坐禅体験〜」の授業レポートです

 

朝から青空が広がるとても良い天気の中、建仁寺塔頭「両足院」の坐禅体験に参加しました。


2011年の3.11を機に始まった「無になるじかん」は今回で9回目の開催です。



私は今回、初めての授業スタッフとして参加しました。さらに、坐禅も初めてで、体験前は緊張や不安の気持ちが勝り、「無になる」どころではありませんでした。




坐禅を指導してくださるのは、副住職の伊藤東凌さん。


はじめに教えていただいた「上手くやろうとしない」「反省しない」「心の動きや感覚を楽しむ」ということを頭に入れて、いざ坐禅の時間です。




最初はストレッチを踏まえながら短く2回ほど座り、その後すこし長めの坐禅を行いました。


1回目は、目からの情報を最小限に。鼻と耳を使って外の動きをキャッチすることに意識を向けます。


2回目は自分の身体のこと、内側の感覚を見ていきます。


そして3回目はこれまでのコツを踏まえつつ、自分を客観的にみて、外と内の境界線をあいまいにしていきます。


坐禅体験を終えた後、自分の身体が軽くなった感覚を受けました。


ぐるぐると頭の中に回る言葉や感情が整理されたことにより東凌さんがおっしゃっていた「余白」が生まれましたんだと思います。


説明の中で何度か「ゆらぎ」という言葉が用いられていたことが印象的でした。


普段私たちは踏ん張って何かに打ち込んだり、ルールや規則を守って勉強や仕事をしたり、気づかないうちに自分を縛りつけて生活していることが多いのではないでしょうか。


そのような縛りの枠をはみ出し、力を抜いてゆらぎながら自分が心地よいと感じたところを見つけていく。


ゆらいだっていい、ゆらぎながら自分を落ち着かせていく。「ゆらぐ」という言葉を聞くと、不安な感情や優柔不断などマイナスなイメージとして捉えられてしまいがちですが、とても素敵な言葉だと思いました。




大切な心と時間のつくり方を学ぶよい時間でした。


レポート:前川瞳

写真:松田龍樹

授業コーディネーター:飯島健


 

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