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【授業レポート】「遊」編〜「下京暮らしの手帖」と一緒に歩く京都のまち

執筆者の写真: 京都カラスマ大学京都カラスマ大学

更新日:2022年9月29日

※2021年12月18日開催「下京暮らしの手帖」と一緒に歩く京都のまち〜「遊」編の授業レポートです。

 

ボランティアスタッフ初挑戦の藤本です。


午後2時に島原エリアの「きんせ旅館」前に集合し、シリーズ3回目となる「「下京暮らしの手帖」と一緒に歩く京都のまち」授業が始まりました。



今回は、「遊(ゆう)」と名付けたエリアが教室となります。



下京区の中では中央あたりに位置し、南には下京区最大の公園、梅小路公園があり、さらには遊郭として栄え、今でも花街文化を色濃く残す島原界隈などがある地域です。





【出発】


今回の参加者は合計7名。それぞれ簡単な自己紹介を終え、皆が思い思いに「下京暮らしの手帖ーGoodneighbors Noteー」を手にもってまち歩きをはじめました。




昔ながらのお店や建物の隙間に、外からの活力や新しい風を取り込みながら日々変化する京都らしさを2時間のまち歩きで存分に満喫し、午後4時に集合場所の「きんせ旅館」1階のカフェ&バーに再び戻ります。



「下京暮らしの手帖」をカードのように机の上に並べながら、各々がまち歩きで発見してきたこと、経験してきたことをシェアし合いました。




【体験のシェア】


ACTION40「隠れた名物!?下京区の2大おかきを食べ比べよう」

「このエリアに詳しい参加者の方に教えてもらい、うすばねというおかきを売っているおかき屋さん「菱屋」に連れて行ってもらいました。売り切れの札が出ていたのですが、お話をしていると特別に奥から出してきてもらえて、ひと袋ゲットしました!」


このエリアに詳しい参加者とは、前・下京区長の安河内さん。最初の自己紹介の際に「うすばねというここでしか食べらないせんべいがある」とおっしゃったので、「それは、ぜひ行かねば!」と、何人が最初に連れていってもらっていました。




その安河内さんが、うすばねを初めて知った日の思い出話を披露してくださいました。


輪違屋(島原の置屋兼お茶屋)の一階にバーがあるんです。そこで珍しいおかきを教えてもらったのが、うすばねでした」


島原界隈で、いまでもお茶屋として営業する「輪違屋(わちがいや)」。花魁さんもいらっしゃるそうですよ。




Actoion12【気持ちのいい芝生を探して寝転がってみよう】

梅小路公園のスターバックスでコーヒーを買って、公園で子供が楽しそうに遊んでいるのをのんびり眺めていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました」


天気の良い日の梅小路公園は、知らない間に時間が過ぎてしまう平和な雰囲気がありますよね。


Actoion15【下京区のホテルでしばし旅人の気分を味わってみよう】

梅小路ポテル京都というホテルに甘酒を飲めるコーナーを発見。寒くて歩き疲れていたので、初めて見た黒の甘酒を飲んでみることに。まるでお酢を飲んでるような酸味があり、温まるとともにシャキッと目が覚めました


「このエリアのホテルをネットで調べてみました。たくさんのホテルがあったが、「NAZUNA京都椿通り」という宿は、明治時代に建てられた町家の立ち並ぶ路地一体を改修した、全23室の旅館と2つのレストランで構成されるひとつの「街」のような宿でした。一泊5万円くらいする宿でこんなところがあるんだ!と驚きました」


この宿以外にも、古い建物をリノベーションした建物が多いのも「遊」エリアの特徴的なところでした。





Actoion19【今日のお寺の掲示板にはなんて書いてある?】

「五条通を越えると、桂山宝蓮寺というお寺がありました。このお寺には掲示板ではなく、数枚の広告チラシのようなものが貼ってありました。内容を読んでみると、「英語をつかって楽しもう」という親子向けの体験会の募集でした」


地域コミュニティに開かれたお寺がたくさんあるのもこの界隈ではみられる光景でした。














Action42【和菓子屋さんで季節の和菓子を買ってみよう】

三昇堂小倉という和菓子屋さんでちまきを買いました。その時にお店のひとが綺麗な封筒や和紙をくれてお得な気分になりました」


お話を聞くと、近所の紙屋さんで出た端材をこうしてプレゼントにされているのだそう。ご近所さん同士のアイデアで、とても素敵な循環が行われていることを知って、心が暖かくなりました。




Action01【今いる場所から一番近い公園と下京区内の一番遠い公園に行ってみよう】

「トイレに行きたくて近くのコンビニを検索してみると、近くにコンビニが一件もなく、公園の公衆トイレに駆け込んだ」


都会のど真ん中のエリアなのにコンビニが近くにないのは地元の商店の文化が根強く残っている証拠なのでしょうか。



最後は、高橋マキ学長のクロージングトーク。しかし、ビールを片手に気持ちよくみなさんの話を聞いていた私は、トイレに駆け込んでいたため聞きそびれてしまい、レポートできません、、、(不覚!)




しかし、ここで終わらず近場のお好み焼きさんで二次会へ。なんだか、人数が少し増えているような気が、、、(笑)というわけで、今回もよい時間となりました。



レポート:藤本直樹

写真:白倉幸司




追伸)

下京区のことや自分が暮らす/働くまち(ご近所さん)のことで、「こんな風に楽しんでるよ」「こんなことが知りたいんだよね」ということを気軽にコメントできるLINEオープンチャットを作りました。


気になっていたけど授業には行けなかった〜という方、ぜひご参加くださいね!






 
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